家から自転車15分で行けるところにレコードショップのGGさんが一年前にできてからぼくの生活はますます楽しくなった。豊かになった。ぼくはまたレコードを買い始め、なんとレコード友達までできた。その友達とはレコード旅行にも行った。そのときには鎌倉のディモンシュにも行ったのだ。レコード友達の二人は月に一回バヒュッテで彼らのレコードリストから厳選したレコードをかけるイベントもしてくれている。二条城あたりから修学院へ移動してきたことからすべてははじまるのだけどこんなことになるとは想像もできなかった。どこに住んで生活していくかということはとても大切なことだと身を持って実感しているこの頃です。さて、GGさんも執筆している短編小説のような大喜利のようなレコードガイド『ぼくの部屋においでよ』が盛岡のBOOKNERDさんより発売となりバヒュッテでも販売開始しました。掲載されたレコードをディグするもよし、『サバービア』や『relax』の昔のカタログを並べて楽しむもよし、実際にGGさんに話を聞きにいくのも尚又よしです。こんなレコードガイドを待っていたって訳ではないけど手にしてみるとこういう種類の本を自分は好きなんだなあということを改めて思いました。数珠繋ぎに世界を拡げていく面白さを知るっていう意味でもこういうレコードガイドは今またぼくの目に鮮やかに写ります。3名によるレコードセレクトと文章、あいだに挟まれるコラムも温度や想いや視点がそのまま編集されているのが楽しい。とにかく聴いてみたいレコードがまた増えました。どうしてくれるんですか。新刊本『ぼくの部屋においでよ』は京都での取り扱いはあまり多くないようですので、関西方面のみなさまぜひバヒュッテ店頭でチェックしてみてください。20年後このレコードガイドを手にしてレコードやレコードにまつわる話、もちろんそれ以外の話もここでたくさんしようよ。